ドルコスト平均法の効果

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ドルコスト平均法の効果

ドルコスト平均法は本当に有利かで、以下のように述べました。

  1. 平均購入株価は、ドルコスト平均法が低くなる
  2. 利益や損失の絶対額の大小は、売却株価による(合計株数が違うから)

「ドルコスト平均法の効果」として期待できるのは、「平均購入株価を下げること」だけですが、その効果とはどの程度のものなのでしょうか。

今、ある株を 1 万株 100 万円分持っているとします。
この時点までの購入過程は、以下のどれでも構いません。

  • 等株数投資による積立
  • ドルコスト平均法による積立
  • 1 回(数回)で購入

このときに、以下の投資を行う場合を考えます。

  • 等株数投資による 100 株の積立
  • ドルコスト平均法による 10000 円の積立
等株数投資とドルコスト平均法
投資回数 1 回目 2 回目 3 回目
株価 100 円 90 円 110 円
等株数投資 購入株数 100 株 100 株 100 株
投資金額 10000 円 9000 円 11000 円
合計株数 10100 株 10200 株 10300 株
合計金額 1010000 円 1019000 円 1030000 円
平均購入株価 100 円 99.902 円 100 円
ドルコスト平均法 購入株数 100 株 111 株 91 株
投資金額 10000 円 9990 円 10010 円
合計株数 10100 株 10211 株 10302 株
合計金額 1010000 円 1019990 円 1030000 円
平均購入株価 100 円 99.891 円 99.981 円

ドルコスト平均法の真実では、等株数投資とドルコスト平均法の平均購入株価に約 0.7 円の開きがありましたが、同じ値動きでも上の例では約 0.01, 0.02 円の差しかありません。

1 回当たりの購入株数や投資金額に比べ、合計株数や合計金額が大きくなってくると、ドルコスト平均法の効果が薄れてくるので、過度の期待は禁物です。

従って、以下のようになります。

  1. 平均購入株価は、ドルコスト平均法が低くなる
  2. ただし、その効果は徐々に薄くなる
  3. 利益や損失の絶対額の大小は、売却株価による(合計株数が違うから)

「ドルコスト平均法は有利ではないかもしれないが、不利でもないのだから良いのではないか?」と思われるかもしれません。

それでは、ドルコスト平均法とリスク分散について考えてみましょう。